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【活動報告】第13回次世代AIサロン「人工知能研究の今と社会実装」〜人工知能学会参加と振り返り

活動報告AI サロン
2026.6.11

2026年6月11日(木)、未来価値創造研究教育特区(FLOuRISH)主催の「第13回次世代AIサロン『人工知能研究の今と社会実装』」が開催されました。 今回は、Gメッセ群馬で開催された「人工知能学会第40回年次大会(JSAI2026)」への参加と、その後の振り返りセッションという二部構成で行われ、BOOST生および準BOOST生の計15名が参加しました。

最先端の研究に触れる:人工知能学会での学び

学生たちは、学会の多岐にわたるセッションの中から各自の専門や興味に合わせて講演を聴講し、最新のAI研究の動向を学びました。RAG(検索拡張生成)の性能比較、物理法則を組み込んだPINN(Physics-informed neural network)、汎用人工知能(AGI)のアライメントなど、高度なアルゴリズムや理論についての活発な議論に参加したことで、技術的知見の深化につながりました。また、自身の専門領域を越えてAI技術を転用する可能性について多くの示唆を得て、学際的な視点を獲得したという報告もありました。

さらに、AI技術がどのように社会に実装されているかを知るため、企業展示ブースも訪問しました。製造業特化型AIや創薬DX、自動運転、材料開発インフラ(ARIM Japan)など、実際のビジネスや研究現場での活用事例に触れ、社会実装の最前線を知る貴重な機会となりました。同時に、AIモデルそのものだけでなく、それを支える半導体や計算基盤、5G/IoTによる通信接続の重要性を再認識し、社会実装には技術だけでなくインフラやエコシステムといった環境整備が不可欠であることを実感したようでした。

知見の統合:グループ討論による振り返り

学会参加後、高崎市内の会場に移動して行われた振り返りセッションでは、3〜4人のグループに分かれ、「AI研究の学際性」と「社会実装」という2つのテーマで議論を深めました。 学生からは、「純粋なディープラーニングの限界と、ドメイン知識(専門知識)を注入したハイブリッド設計の重要性を感じた」といった意見や、「自分の研究の『出口戦略』として、どの企業や技術がパートナーになり得るか、具体的にイメージできた」といった声が上がりました。

また、今回の人工知能学会への参加を通じて、自らの研究を客観視し、将来の研究活動やキャリア形成に向けて大きな刺激を受けたという報告もありました。ベンチャー企業の代表との対話からは、「何をどこまで解くのか」という問題設定の力が研究と事業開発の両面で共通して重要であることを再認識したようです。さらに、大学内に企業の研究拠点を設ける「スモールリサーチラボ」などの事例を通じ、基礎研究が社会に還元される具体的なプロセスを学びました。これは、自身の技術をどのように社会実装に結びつけるか、また、AIを人間と共生・協調する存在としてどう設計すべきかという、倫理的・社会的な視点を養う機会となりました。他にも参加学生が今回のAIサロンを通して学び得たことが沢山ありましたが、ここでは一部をご紹介しました。

FLOuRISHでは、今後も学生が専門分野の枠を超え、社会との接点を意識しながら「未来の価値」を創造できる研究者へと成長できるよう、多様な学びの場を提供してまいります。

主催:国立大学法人 東京農工大学 未来価値創造研究教育特区 FLOuRISH

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