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Doctor’s Cafe #39 「AIと農業の未来、そして農研機構で描く研究者のキャリア」

活動報告Doctor’sCafe
2026.10.26

開催概要

・日 時:2026年10月23日(金)15:30〜17:00
・会 場:東京農工大学 府中キャンパス 西東京国際イノベーション共創拠点 邂逅館 1階
・参加者:学生39名(SPRINGフェロー29名、修士課程学生5名)、教職員等10名

概要
Doctor’s Cafeは、東京農工大学内外の研究者や起業家、投資家など多様な分野で活躍するゲストを招き、学際的な交流と自由闊達な議論を促進する場です。
今回もSPRINGフェローに加え、修士課程の学生も参加し、視野を広げる機会となりました。

講演内容
ゲストスピーカーとして、農研機構で人事管理役を務める村上則幸博士をお迎えし、「AIと農業の未来」 をテーマにご講演いただきました。

村上博士は東京農工大学を卒業後、京都大学で博士号を取得され、農林水産省・農研機構において、農業ロボットや農業情報システム等の研究に従事されていました。農研機構農業情報研究センター長などを歴任したほか、米国カーネギーメロン大学での客員研究や中国の浙江農業大学への留学も経験され、2026年より農研機構人事管理役を務めています。
これまで、農業ロボット、農業機械の自動化・遠隔操作など、農業の省力化・スマート化に関する研究に取り組まれ、近年は、AIや農業データ連携基盤「WAGRI」の普及・活用推進にも携わっています。

当日は、「農学×工学」という視点から、農業をそれぞれの分野から捉えることの面白さや、二つの分野を融合することによってうまれる可能性についてもお話しいただきました。また、AIの発展に伴う研究環境の変化を踏まえながら、研究者自身に求められる観察力や判断力、研究成果を実際の現場に普及・実装していく際に必要となる視点などについてもお話しいただけました。

講演後には学生から活発に質問が寄せられ、全体での質疑応答に加え、終了後にも多くの学生が村上博士と個別に意見交換を行うなど、交流を深める機会となりました。

質疑応答

講演内容については、農業分野におけるAIの活用や、研究成果を実際の現場に普及・実装していくことの難しさについて理解が深まったとの声が多く寄せられました。特に、技術だけでなく、現場のニーズや人の心理、ステークホルダーとのコミュニケーションまで考えることの重要性が印象に残ったとの意見がありました。

また、AIが発展する中で、研究者自身が観察し、考え、判断することの重要性について改めて考える機会になったとの感想もありました。農業やAIを専門とする学生だけでなく、獣医療や情報工学など異なる分野の学生からも、自身の研究と結びつけて考えることができたとの声があり、幅広い分野の学生にとって新たな視点を得る機会となりました。

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