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【活動報告】Doctor’s Cafe #32「Why Challenge? Why Innovation? ― BX・GXが切り拓く科学の最前線 ―」開催!

活動報告Doctor’sCafe
2025.11.13

開催概要

・日 時:2025年11月10日(月)15:00〜17:00
・会 場:東京農工大学 府中キャンパス 50周年記念ホール
・参加者:学生75名(SPRINGフェロー59名、その他学生16名)、教職員7名

概要

Doctor’s Cafeは、東京農工大学内外の研究者や起業家、投資家など多様な分野で活躍するゲストを招き、学際的な交流と自由闊達な議論を促進する場です。今回はSPRING/BOOSTフェローに加え、修士課程・学部の学生も参加し、相互交流や視野拡大の機会となりました。

講演内容

本学BX・GX国際教育研究拠点の杉原創副拠点長・教授(農学研究院生物生産科学部門)および呂晗特任助教(農学研究院)を講師にお迎えし、「Why Challenge? Why Innovation? ― BX・GXが切り拓く科学の最前線 ―」をテーマにご講演いただきました。

講演では、BX・GXによる学際的な研究を通じて科学がどのように発展しているかが紹介され、熱帯地域における土壌科学や農学の最前線での研究に加え、講師のお二人がこれまでに歩まれてきた国際的な挑戦やキャリア形成の経験についてもお話しいただきました。

杉原教授からは、海洋と陸域の生態系を工学的手法で結びつけ、SDGsの達成に貢献することを目指すBX・GXプログラムの挑戦について紹介があり、土壌科学および農学分野で挑戦者・革新者として取り組む動機についても語られました。

呂助教からは、土壌が保持する炭素の重要性に焦点を当て、気候・鉱物・有機物・微生物の相互作用を通じて炭素が安定化・放出される仕組みを明らかにする研究について紹介がありました。また、大学院時代から国際共同研究に至るまでの経験を通じて、科学の発展への貢献と研究への使命感を深めてきた過程についても共有されました。

質疑応答・交流とフィードバック

質疑応答およびネットワーキングの時間では、学生からお二人の先生に多くの質問が寄せられました。先生方はそれぞれの専門的な視点から丁寧に回答され、学生の探求心を喚起し、前向きな学びにつながる時間となりました。さらに、学生同士の自由な交流や講演者との対話も行われ、研究の発展や今後の連携につながる有意義な時間となりました。

また、イベント後のアンケートでは、学生から「今回のテーマは私自身の研究テーマとは異なりますが、他分野とのコラボレーションをイメージするための非常に良い機会となりました。」「It was a very informative and inspiring session for my PhD prospects.」「タンザニアやナイジェリアなどのリアルな土壌の状況を写真で見ることができて面白かった。」などの感想が寄せられました。

 

 

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