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【活動報告】#29 Doctor’s Cafe 「モノ作りの現場から見る社会課題への挑戦」

活動報告Doctor’sCafe
2025.6.20

【開催概】】

・日 時:2025年6月18日(水)15:00〜17:00
・会 場:東京農工大学 府中キャンパス 西東京国際イノベーション共創拠点「邂逅館」
・参加者:学生69名(SPRINGフェロー60名、博士課程学生1名、修士課程学生8名)、教職員8名

 

【概要】

Doctor’s Cafeは、東京農工大学内外の研究者や起業家、投資家など多様な分野で活躍するゲストを招き、学際的な交流と自由闊達な議論を促進する場です。
今回の#29Doctor’s Cafeは、SPRING/BOOSTフェローに加え、修士課程の学生も参加し、相互交流や視野拡大の機会となりました。

 

【講演内容】

スピーカーとして、株式会社島津製作所の篠原真様をお迎えし、「モノ作りの現場から見る社会課題への挑戦」 をテーマにご講演いただきました。講演では、入社以来40数年にわたって新事業の企画から事業化まで関わり、研究所、事業部(製造・品証)、経営者(役員)を経験してきた篠原氏に、新事業とはというお話しから、革新技術との違い、対価を得られる社会課題への挑戦、領域を広げる考え方など多くの具体的事例と共にご紹介いただき、とても示唆に富むお話しでした。当日は会場の席が足りなくなるほど盛況で、質問も活発に出て、真剣な表情で話に耳を傾ける学生の姿が多く見られました。

 

【質疑応答・交流】

質疑応答では、学生から「新事業を認めてもらうために最も重要なことはなにか」といった質問や、「挑戦する勇気をもらった」「リアリティのある挑戦は失敗しても価値があるといった点や、ニーズを絞りすぎない点、お客さんへの聞き方が大事と言った点は、新しいものを創出するという観点において研究活動にも通ずると感じた」「既存の当たり前に新たな視点でのアプローチを加え課題解決を目指すという新規事業の作り方が、研究においても大事な視点だと思った」などの感想が寄せられました。また、閉会後の懇親会では学生間の自由な意見交換や講演者との交流が行われ、今後の共同研究の可能性につながる有意義な時間となりました。

 

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